JCDA(日本キャリア開発協会)は設立20年を迎えました。
設立当初から「キャリアカウンセリング機能を社会システムとして具現化する」というビジョンのもと、キャリアカウンセラー資格であるCDA(Career Development Adviser)の養成に取り組み、現在では約2万人の会員を擁するNPO法人であり、国内最大規模のキャリアカウンセラーの専門家団体となりました。この間、有資格者のスキルアップのための研修や国家資格更新講習の実施、登録試験機関として国家資格キャリアコンサルタント試験の実施、さらに全国9支部30以上の地区において会員の自主的な活動など、キャリアカウンセリングに関わる事業に取り組んでまいりました。
キャリアとは、仕事のことだけを指すのではなく、人生そのものを指す言葉です。CDAとの対話を通して、人生をよりよく、豊かにしていただきたい。そういう思いのもと、キャリアカウンセリングの普及に努めています。
人生100年時代と言われます。自分は何を大切に生きていたいのかを考える機会がますます必要とされるようになるでしょう。わたしたちはキャリアカウンセリングという専門性を通して、その人らしい生き方を支援していきたいと考えております。
自分が生きる意味を考え、自分の大切なものに気づくということは、他者が大切にしているものの存在にも意識が向くことにつながります。ともに相手を尊重し、寛容になると、人と人との関係性は豊かなものになることでしょう。そんな共に生きやすい幸せな社会づくりに貢献していきたい。そういう思いを持って、これからも、わたしたちは活動してまいります。
