2021.11.23
働く世代のがん患者就労支援イベント
がんになった経験を
社会に活かそう
~自分のため・誰かのため~
公益財団法人日本対がん協会・
特定非営利活動法人日本キャリア開発協会 共催
後援:厚生労働省・文京区・社会福祉法人文京区社会福祉協議会
がんになった後も幸せに働き・生きる
「誰もが安心して、自分らしく働き、そして生きる社会を実現すること」
これがわたしたちの願いです。
自分のため、そして、誰かのために、
がんになったあなたの経験を社会に活かすことについて、
このイベントを通じて、一緒に考えてみませんか?
がんになったからって自分をあきらめない
かけがえのない時間の重みに直面したからこそできる
仕事、生き方がある
がんになる前より、やりたいこと、夢中になることが増えてきた
欲張ったっていい
働ける幸せ、がんになったからこそ発揮できる“自分”をみてみたい
新しい自分に夢を託そう
“りぼら”が
自分らしい働き方や生き方について思いを巡らすあなたに
届きますように
“りぼら”に参加したばかりのころ
「先が見えない」と、もがいていたその人は
プログラムの最後に、こんなふうに笑顔で語ってくれました
- 誰もが安心して、自分らしく働き、そして生きる社会を実現すること
- そのために 「りぼら」 は、がん患者の就労移行前の“心の準備を支援”するとともに、誰もが安心して働ける社会の実現のため、中小企業の“治療と仕事の両立推進”に向けた取り組みを支援します。
- つまりりぼらには、「患者支援」と「中小企業の取り組み支援」のふたつの柱があるのです。
*「りぼら」は2020年3月に日本対がん協会の休眠預金活用事業(金融機関の「休眠預金」を社会貢献に使う法制度)に採択されたプロジェクトです
- そんな りぼら の全体像をお伝えするとともに、私たちキャリアカウンセラーと出会っていただき、そしてほんの少しの時間ですが対話を通して分かち合うことで、りぼら の雰囲気を感じていただくイベントです。
働く世代のがん患者就労支援イベント
「がんになった経験を社会に活かそう」~自分のため・誰かのため~
イベント概要
開催日時 |
2021年11月23日(火・祝) 14:00〜16:30 |
会場 |
Zoomを使用したオンライン・イベント※ |
テーマ |
自分らしく生き、そして働き続けるために |
対象 |
働く世代のがん経験者
*治療が一段落し、就労(復職や新たな就職など)を考えはじめる時期に差し掛かっている方
*治療と仕事の両立を始めたもののモヤモヤを感じている方・・・など
中小企業の経営者、管理者の方
*治療と仕事の両立や、健康経営への取り組みを意識されている企業の方々 |
参加定員 |
100名 |
参加費 |
無料 |
PC環境(Windows・Mac)での参加を強く推奨します。
スマホ、タブレットでご参加の場合、状況により視聴環境や機能に制限がでる可能性が考えられますので、PC環境と同じ状態を保障できかねます。
あらかじめご了承ください。
イベントへの参加申込
お問い合わせ
がん経験者をサポートしたい職場の方、医療従事者の方、ご家族などで、
本イベントへの参加を希望される場合は、こちらからお問い合わせください
プログラム
14:00〜16:30 |
(13:30より入室可、13:45集合 オリエンテーション開始) |
|
14:00 |
1.オープニング
○主催者あいさつ |
14:10 |
2.「はじめまして!」トーク
~5名程度の少人数でお話しをしましょう~ |
14:20 |
3.私にも、うちの会社にもあるかもしれない!
~治療と仕事の両立 あるあるばなし~ |
14:40 |
4.りぼらのご紹介
~りぼらの概要&修了者の経験談~ |
15:15 |
休憩 |
15:25 |
5.治療と仕事の両立支援を推進、支援する
~わたしたちの物語~
対談
株式会社松下産業 代表取締役社長 松下和正様
特定非営利活動法人日本キャリア開発協会 理事長 大原良夫
|
15:55 |
6.りぼら しごと体験 に協力して
~わたしにとっての“がん患者と働く”経験~
インタビュー
株式会社松下産業 ヒューマンリソースセンター長 齋藤朋子様
特定非営利活動法人日本キャリア開発協会 春原洋子
|
16:20 |
7.自分のため・誰かのため 〜わかちあい〜 |
16:30 |
イベント終了 |
16:45 |
8. 「自分らしく働く」って? 体験キャリアカウンセリング
※キャリアカウンセリングが体験できます
(希望者のみ・事前申込先着10名様限定)
・ご希望の方は、本イベント申込んだ際に送られてくるメールに記載されている申込みフォームにてお申し込みください。 |
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- 1 オープニング
- 第3回目の今回は、NPO法人日本キャリア開発協会(JCDA)が運営するプログラム「りぼら」の全体像をお伝えし、雰囲気を感じていただくイベントです。
まずは、主催団体のご挨拶からスタートします!
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- 2 はじめまして!トーク
- 参加者の皆さんが主役のイベントです。そうは言っても100名集まるイベントで、みんなと話しをするのはちょっと気が引けるかも・・・。そこで少人数の「患者グループ」「企業グループ」に分かれて、お話ししてみましょう。自分の話しをするのも、みんなの話に耳を傾けるのも、どちらも大歓迎です!
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- 3 私にも、うちの会社にもあるかもしれない!~治療と仕事の両立 あるあるばなし~
- 職場の人に、病気のこと伝えたらどんな反応するかな?職場の人から「がんになった」と聞かされたらどう対応すればいいんだろう?休職中は?復職後は?そもそも復職できるの?復職させていいの?・・・患者側も企業側も正解のないモヤモヤがあるのでは?
そんな「あるかもしれない」場面を見て、みなさんのあるあるも共有しましょう。
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- 4 りぼらのご紹介~りぼらの概要&修了者の経験談~
- りぼらってそもそもどんなプログラムなのか? プログラムの企画~運営を担当するキャリアカウンセラーからご紹介するとともに、すでに修了した方々の声を、動画でお伝えします。
プログラム参加前と参加中~そして修了後。どんな自分に出会ったのか?リアルな声をお聞きください。
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- 5 治療と仕事の両立支援を推進、支援する~わたしたちの物語~
- 対談
株式会社松下産業 代表取締役社長 松下和正様
特定非営利活動法人日本キャリア開発協会(JCDA)理事長 大原良夫
すでに、治療のみならず様々な状況にある社員の、仕事との両立を実現している松下産業様。そしてりぼらを誕生させたJCDA。その取り組みの根底にある想いを、松下社長と大原理事長に伺います。
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- 6 りぼら しごと体験 に協力して~わたしにとっての“がん患者と働く”経験~
- インタビュー
株式会社松下産業 ヒューマンリソースセンター長 齋藤朋子様
特定非営利活動法人日本キャリア開発協会 春原洋子
りぼらのメインプログラムである「しごと体験」は、仕事のリハビリとして実際に5日間、ボランティアで働いてみるという経験です。そのためこの「仕事」を提供してくださる企業のご協力なくしては、りぼらは成り立ちません。その「仕事提供」を経験されたおふたりから、その経験談をお伺いします。
-
- 7 自分のため・誰かのため
~わかちあい~
- 仲間との出逢い、そしてみんなで考えたこと、自分が感じたことすべてが一期一会。今日一緒に過ごした仲間と、感じたこと、気づいたこと、何でも良いので、自分のため、そして誰かのために、わかちあいましょう。
-
- 8 . 「自分らしく働く」って?
体験キャリアカウンセリング
- 自分らしく働くための伴走者であるキャリアカウンセラーにあなたの思いをちょっと語ってみませんか?あなたがこれから先もずっとずっと、「自分らしく生き、そして働き続ける」ヒントが得られるかもしれません。
この体験キャリアカウンセリングは事前申し込みが必要です。
ご希望の方は、本イベント申込んだ際に送られてくるメールに記載されている申込みフォームにてお申し込みください。
体験キャリアカウンセリングとは?
キャリアカウンセラーと1対1で30分間、オンラインでお話しいただけます。
申し込みされた方には、事前に体験キャリアカウンセリング専用のURLをお送りします。お時間になりましたら、このURLよりZoomミーティングにご参加ください。
進め方などをご説明してからスタートしますので、安心してご参加いただけます。
あなたの経験1つひとつは、
あなたのこれまでの人生を作ってきた大切なものです。
がんになった経験もその1つです。
これからのあなたの生きる・働くに向けてキャリアカウンセリングを体験してみませんか?
- <30分無料電話相談を体験されたがん患者さんの感想
(一部抜粋)
- 孤独感と考えすぎて頭が混乱して疲弊していたのですが、親身に聴いていただき、落ち着きを取り戻せました。自分にはない視点から整理ができ一歩踏み出そうという気持ちになりました。自分の大切なキーワードが明確になったのでそれを指針にして進めていこうと思います。
- 申し込んだときは、まだ自分はこんなところで立ち止まっていると思うと情けなくなりました。でも、思い切って話してみたことで、漠然とした不安のため無意識のうちに自分に制限をかけていたことに気づきました。
- 八方塞がりだと思っていましたが、話をすることで視野が広がり、選択肢が広がりました。焦っていた気持ちが減り、病気も含めて自分の人生と思え、自分がどうしたいのか、そして何をすればいいのかがわかりました。できることから始めていきます。
キャリアカウンセラー
キャリアカウンセリングとは?
そもそもキャリアとは何でしょう。スキルや技能、専門性‥仕事にまつわるイメージをされる方も多いのではないでしょうか。
キャリアとは人生そのもの、”自分が歩いてきた道のり”だと私たちキャリアカウンセラーは考えます。
だからこそ、まずは、先のことを考える前に、自分自身についての理解を深めていきましよう。
生を受け、成長期を経て、時を重ね、今を迎えています。
どんな出来事があり、どんな考えをもち、何を目指し歩んできたのでしょう。
今、どんな経験の中にいて、どんな気持ちを抱えているのでしょう?
言葉にはチカラがあると考えています。
上手に話せなくてもいいのです。
あなたの言葉であなた自身を語ってください。
そこには「あなたらしさ」がギュッと詰まっているのです。
あなたが経験を語ることで、あなたが何に興味があり、どんな能力があり、そして何を大切にしているのか、これまであなたを支えてきた軸となるものやこだわり、特性が見えてくるのです。
それらを総称して私たちは「自分らしさ」としています。
あなたが自分で放つ言葉から「自分らしさ」への気づきが生まれます。
この「自分らしさ」を見出し、そこからあなたのこれから続くキャリア(人生そのもの)を考えていきましょう。
選択肢を広げ、可能性を膨らませ、あなたにとって望ましい未来を期待し、一緒に考えサポートしていくのが私たちたちキャリアカウンセラー(キャリアの専門家)です。
あなたは、キャリアカウンセラーに何を話しますか?何を求めますか?
私たちキャリアカウンセラーは、ただあなたの経験に寄り添い聴くだけではありません。
立ち止まり、思いを巡らすあなたの伴走者となりあなたの新しい道しるべをみつけるお手伝いをします。そんな関りが、キャリアカウンセリングです。
※りぼらプログラムでは、キャリアカウンセラーによるセミナー(4~5回)に加え、個別(1対1)のキャリアカウンセリングを3回まで受けることが可能です。
詳細は日本キャリア開発協会のHPへ こちら
日本対がん協会からのメッセージ
長引くコロナ禍は、がんを取り巻く様々な社会課題に影響を及ぼしています。昨年、がん検診の受診者数は大幅減となり、今年度もコロナ前の水準に戻っていません。受診控えもあいまって、がんの治療にも影響が出ています。また、日本対がん協会のがん相談ホットラインに寄せられる声からは、がん患者が孤立し、孤独を深めていることが伝わってきます。がんは「医療問題」であるとともに、「社会問題」「経済問題」です。生涯に2人に1人ががんに罹患し、毎年、100万人に新たに、がんが見つかっています。そのうち3分の1が、20歳から65歳までの「就労世代」と言われています。
5年前に改正された「がん対策基本法」には、「がん患者が尊厳を保持しつつ、円滑な社会生活を営むことができる社会環境の整備」という文言が盛り込まれました。医療の進歩で、かつては40%未満だった「5年生存率」は60%を超え、がんの治療をしながら働くことが、当たり前になる時代になりました。定年延長や女性従業員の増加、女性特有のがんの増加などは、がんとの共生が必要な従業員は増えていくでしょう。企業にとって、がん対策はますます重要な経営課題となっています。
日本対がん協会は「がんで苦しむ人や悲しむ人をなくしたい」という目標のため、「がん予防・がん検診の推進」「がん患者・家族の支援」「がんの正しい知識の普及・啓発」を重点に活動を続けてきました。昨年から「休眠預金を活用したがん患者支援事業」で日本キャリア開発協会様と一緒に、がん患者の就労移行と中小企業の両立支援推進に取り組んでいます。取り組みを具体化し、推進するドライバーとなるのが「りぼら」です。
「がんとの共生社会」を皆さんとどうつくるか。今回のイベントを通じて、患者・「家族と働く場所との相互理解が進み、職場でのサポートが広がることを期待しています。
日本対がん協会 常務理事 石田一郎
日本キャリア開発協会からのメッセージ
今年度も、日本対がん協会様とジョイントして、「働く世代のがん患者就労支援イベント」を開催することになりました。昨年度の本イベントでは、がん患者の皆さまにご参加いただき、日本対がん協会様の休眠預金活用事業に採択された「りぼら」(就労移行期にあるがん患者の心の準備支援と中小企業の治療と仕事の両立推進支援事業)をお披露目し、多くの皆さまから関心を寄せていただきました。
その後、「りぼら」は12月よりプログラムをスタートさせ、現時点で4期までが終了しており、回を重ねるごとに、がん患者とキャリアカウンセラーが共に創る場として進化しています。(1期=約2か月)
りぼらの運営には、協力企業による「しごと体験」への参画(がん患者がボランティアで就労する仕事の提供)が欠かせません。そしてこの参画を、治療と仕事の両立支援推進のきっかけとしていただくことが、誰もが安心して、自分らしく働き、そして生きる社会を実現することに繋がると考えています。
そこで、今年度のイベントは、がん患者の皆さまと、中小企業の皆さまにご参加いただき、「りぼら」のご紹介のみならず、治療と仕事の両立について共に考え、対話する場といたします。
これまで「りぼら」に参加いただいたがん患者の皆さまの声をお伝えするとともに、「しごと体験」に参画いただいた株式会社松下産業の代表取締役社長 松下和正様、ヒューマンリソースセンター長 齋藤朋子様より、両立支援に対する想いや、経験談をお話しいただく予定です。
お互いの立場からのお話しを共有することで、新たな気づきや、行動が生まれることを願っています。
日本キャリア開発協会 理事長 大原良夫