日本キャリア開発協会(JCDA)はキャリアカウンセリングを行う実務家のためのCDA資格認定団体です。
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転機を乗り越え変化を活かす―自らの経験を支援に使うために―
ST04

転機を乗り越え変化を活かす―自らの経験を支援に使うために―

受講対象

CDAその他のキャリア支援に携わる方

実施形態 通学講座
時間・日数 時間:6時間 日数:1日
定員 30名
受講料 一般21,980円(会員15,700円)
内容

日本は、健康寿命が世界一の長寿社会を迎えており、今後、更に健康寿命が延びることが予想される。こうした人生100年時代には、病気や出産、介護など、さまざまな理由で一本道のキャリアから外れる人が多くなり、個人が人生を再設計し、一人一人のライフスタイルに応じたキャリア選択を行うことが求められる。また、社会・経済環境の変化、人工知能などの技術革新が進む中で、大きな変化に適応することも必要となる。今後、個人が生涯キャリアを形成していく上では、様々な形での「転機」に遭遇し、それまで培ってきたものを手放し、新たな視点を見出す必要に迫られる、あるいは、自身のアイデンティティを再構築する必要が出てくるなど、大きな転換を迫られる。  転機にある人を支援するためには支援者自身の転機体験とその意味付けが重要になる。 本講座では、「転機」を乗り越えるための支援として、転機に関する理論や、成人期における発達心理学の視点について、ケース検討や自らの転機体験の振り返りを交えて学び、キャリアカウンセリングに活用するヒントを得ることを目的とする。

こんな方にお勧め

■様々な「転機」における支援やアプローチを学びたい方
■ご自身の転機体験とその意味について振り返りをしたい方
■成人期以降の発達心理学に興味のある方

講師紹介

廣川進
法政大学キャリアデザイン学部。大学卒業後、福武書店(現ベネッセコーポレーション)に勤務、ひよこクラブ創刊などに携わる。1995年、震災や母の死を契機に中年危機に遭遇。その過程で勤務の傍ら、大正大学大学院修士・博士課程を修了し文学博士。その間、ヘルスケア部門の立ち上げの業務なども経験し、2001年退社。大正大学臨床心理学科教授を経て現職。他にも官公庁や民間企業で非常勤カウンセラーとして勤務し、ストレスマネジメント、モチベーション等研修の講師も行っている。 <資格・公職>臨床心理士、シニア産業カウンセラー、2級キャリア・コンサルティング技能士、衛生管理者。海上保安庁惨事ストレス対策アドバイザー、東京産業保健総合支援センター相談員 被害者支援都民センター理事 <所属学会>日本産業カウンセリング学会(副会長、スーパービジョン委員長)、日本産業ストレス学会(評議員、編集委員)日本心理臨床学会、日本産業衛生学会、日本トラウマティック・ストレス学会

更新ポイント 15ポイント (CDA会員のみ対象)

プログラム内容

時間 10:00 - 17:00
授業内容

1.キャリア上の転機とは

・人生100年時代における生涯発達心理学からみたキャリアの課題

2.転機を乗り越えるために役立つ理論

・エリクソン、ブリッジス、シュロスバーグ、クランボルツ、ジェラット等

3.キャリアカウンセリングにおける活用

・ケース検討

4.支援者自身の転機体験を振り返るワーク