日本キャリア開発協会(JCDA)はキャリアカウンセリングを行う実務家のためのCDA資格認定団体です。
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若者(10代後半~30代)支援実践編~複数専門家からノウハウを学ぶ~
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若者(10代後半~30代)支援実践編~複数専門家からノウハウを学ぶ~

受講対象

キャリア支援に携わる方

実施形態 通学講座
時間・日数 時間:6時間 日数:1日
定員 30名
受講料 一般21,980円(会員15,700円)
内容

複雑、多様な課題を抱える若者に対してキャリアカウンセリングを行う時、キャリアカウンセラーは、クライアントからキャリア形成に関する知識・スキル以外の複数の専門性を求められますが、キャリア形成の出来る複数専門家を見つけること、学べる機会はなかなかありません。
本講座では、若者支援の現場で活躍する臨床心理士、精神保健福祉士・家族相談士、社会福祉士から若者支援に求められる重要知識・スキルについてピンポイントで学びます。
臨床心理士って何?精神保健福祉士・家族相談士って何?社会福祉士って何?という初めての方でも学んでいただける内容です。
若者支援において、重要な要素であるアセスメント、間接アウトリーチ、にトピックとして発達障害者支援、というテーマを加えました。
「こういう時にどうしたらよいのか?」「このやり方でよかったの?」という迷いや悩みを解消できるヒントをつかんで頂きたいと思います。
日々の若者支援の現場が少ない、ほとんどない方でも、講師が豊富な現場経験をもとに講義を進めますので関心を持って参加いただける講座です。

こんな方にお勧め

■若者支援を目指す方
■カウンセリング経験があり、若者支援の分野で更にスキルアップをしたい方

講師紹介

井村良英

認定NPO法人育て上げネット若年支援事業部HR担当部長・元たちかわ若者サポートステーション事業責任者。
たちかわ若者サポートステーション(厚生労働省事業)を担当していた間、若年無業者を対象に支援し毎年高い進路決定率の成果を出し続ける。また、NPOの活動として、10代専任キャリアサポーターとして、中学生、高校生、大学生のキャリア形成支援、その他、少年鑑別所や少年院などから出所・卒院してくる少年たちへのキャリア形成支援、生活保護からの自立、不登校、ひきこもりからの社会復帰など幅広く若者に関わってきた実践から、たくさんの事例を基に若者支援の基礎、ノウハウの提供に定評がある。内閣府事業「子ども・若者支援地域協議会体制モデル事業」講師として全国の自治体職員や教職員等への講演多数。東京・名古屋・大阪・岡山・福岡の若者支援施設等のスーパーバイザーも勤める。

山本佳奈

福島大学大学院 教育学研究科 臨床心理領域卒業。臨床心理士。 大学院卒業後、一般企業に勤務。2009年認定NPO法人育て上げネット入職。 厚生労働省事業であるたちかわ若者サポートステーション、ちょうふ若者サポートステーションにて所長を務め、述べ4000人の若年無業者のキャリア形成支援に臨床心理士として関わる。
都立高校との連携事業や自治体での子ども若者支援のスーパーバイザー等の経験を経て、2014年、同法人の非常勤職員となる。現在は、若者への就労支援に携わる傍ら、若者支援の経験を活かした臨床活動を行っている。

森裕子

認定NPO法人育て上げネット 保護者支援事業「結」担当。精神保健福祉士・家族相談士。
大学卒業後、企業にて勤務。第一子出産のため退社。4人息子のPTA活動、地域活動などを開始。子どもの学校トラブル問題解決からカウンセリング・家族療法の勉強を開始。介護問題も同時に抱える。2003年から日本家族カウンセリング協会付属相談室(FSR)にて家族に関わる様々な相談を担当。2007年認定NPO法人育て上げネットへ入職し、ひきこもり・ニートを抱える保護者相談を担当。2009年法人内に保護者支援事業「結」を立ち上げ、保護者だけでなく家族丸ごとの相談を開始。自治体等の家族向けセミナー等講演多数。家族支援に関わる若者支援者に育成も行っている。

古賀和香子

認定NPO法人 育て上げネット若年支援事業部 担当課長。社会福祉士、キャリアコンサルタント。
大学卒業後、学童保育や児童養護施設での非常勤職員やボランティアをしながら、社会福祉士を取得。2006年認定NPO法人育て上げネットへ入職。たちかわ若者サポートステーション(厚生労働省受託事業)の立ち上げから運営を行い、その後、若年者就労基礎訓練プログラム「ジョブトレ」を担当。年間300名近くの若者やその保護者の面談を行いながら、就労訓練のインターン研修先となる企業の開拓を行っている。東京都の中退予防事業にも従事。内閣府「困難を有する子ども・若者の相談業務に関わる民間団体職員研修」講師等、講演多数。

▼担当講師:井村先生より
若者支援の現場では「困った!」「どう対応しよう…」の連続で、日々スキルアップを求められます。
「若者(10代後半~30代)支援実践編 各専門家からノウハウを学ぶ」では、若者のキャリア形成支援で実績を出し続けている複数専門家からノウハウを学びます。キャリア形成支援のできる臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士・家族相談士から一度に学べる機会はほとんどないと思います。若者支援に興味のある方、経験の浅い方もぜひご参加ください。一緒に学びましょう!!

特長

オムニバス形式

受講者の声

■保護者対応について知りたいと参加しましたが、我が子への関わり方も変わりそうです。
■発達障害を持つ若者のキャリア形成支援についての基礎的な考え方が学べました。
■CDAのアプローチの仕方と違った、発想の転換や家族とのかかわり方など、若年支援特有の研修を受けることができ、非常に参考になった。
■各分野の専門家の方々のお話を伺え、若年支援について幅広い視点で考える機会を与えて頂き、大変勉強になりました。
■現場での対処や、ワークを取り入れて説明頂き、とてもわかりやすかったです。

更新ポイント 15ポイント (CDA会員のみ対象)

プログラム内容

時間 10:00 - 17:00
授業内容

■臨床心理士から学ぶアセスメント
①臨床心理士と若者支援
②アセスメントとは?
→ケース会議を行う意味について
→アセスメントツールとツールの活用の仕方
→臨床心理士との連携の仕方
③支援計画の立て方
④支援計画の修正の仕方

12:00~――― 昼休憩 ―――

13:00~
■精神保健福祉士・家族相談士から学ぶ間接アウトリーチ(保護者支援)
①精神保健福祉士・家族相談士と若者支援
②間接アウトリーチとは?
→保護者支援を行う意味について
→保護者支援の基礎基本
③保護者支援の行い方

14:50 休憩

15:00~
■社会福祉士から学ぶ発達障害支援
①社会福祉士と若者支援
②発達障害とは?
→クライアント理解の基礎基本
→若者支援における発達障害支援のゴール ~何を目指してどこまで関わるか~
③活用できる社会資源とその活用の仕方
④どんなところにどのようにして仕事についていくのか
16:50 まとめ
17:00 終了