004 広島大学日本語教育学プログラム発 金の糸から地域の課題解決へ
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学生団体で行った「金の糸」を地域に広げました!
こんにちは。金の糸アンバサダーの山田香織です。
広島県東広島市で日本語教師をしています。
2024年12月7日、東広島市市民文化センターにて、日本語教育関係者を対象にした金の糸を実施しました。
私は、大学院生として所属する広島大学日本語教育学プログラム内で、若い学生に将来のキャリアを考えてもらう機会を提供したり、学生同士のつながりを作ったりする「日本語教育系キャリアを知る・聞く・話すランチ会」という団体の世話人をしています。
この団体のコンセプトと親和性が高いのではないかと考え、活動の中に金の糸を取り入れていたのですが、これが好評を得たため、学外の方にも対象を広げてみることにしました。
東広島市は人口に占める外国人の割合が県内一ですが、日本語教育の充実に向けては、慢性的な日本語教師不足、異文化交流の機会の不足などといった課題もあります。
私は、金の糸はこれらの課題解決にも一役買えるのではないかと考えました。
金の糸での交流を通じて日本語教師としてのキャリアが拓かれたり、学習者が自分のことを日本語で話す機会が生まれたりするというイメージです。
活動資金は、東広島市の「学生チャレンジ活動応援補助金」という制度を利用し、全額助成していただきました。
イベント当日は、日本語教師、日本語学習者、日本語教育専攻の大学生をはじめとする17名のご参加があり、日本、中国、韓国、ベトナム、インドネシアと、参加者の出身地も多様でした。
参加者の方からは
「人とのつながりをもっと大事にしたいと思うようになりました」
「『自分ってこう!』と思っていた形は、他人から見て同じ形ではなく、色々な形が見えていることがわかりました」
「留学生との交流で、多様な価値観に触れる機会を設けていただきありがとうございます」
といった感想をいただき、自己理解&国際相互理解を深める有意義な時間を作ることができました^^
金の糸が実施できるフィールドは、意外と近くにあるかもしれません
この会の実施にあたっては、本当にたくさんの方にお世話になりました。
「やってみなさい」と背中を押してくださったり補助金のことを教えてくださったりした大学院の先生、
広報に協力してくださった市内の日本語教育機関や関連施設の皆様、
そして当日参加してくださった皆様に、この場を借りて感謝の気持ちを表したいと思います。
私がお伝えしたいのは、金の糸が実施できる場は一人一人の身近なところにあるのではないかということです。
私自身、金の糸をこのような形で地域に広めることができるとは想像もしていませんでしたが、
これも大学の後輩のキャリア支援としての金の糸を実施していたからです。
この投稿をお読みになった方にも、ぜひご自身の身近なところから一歩踏み出していただきたいと思います。

