アンバサダー日誌
Ambassador's Diary
地域 2025-04-01

003 一般のイベントに「人生すごろく 金の糸」体験ワークショップを出展、そこで学んだことは?

藤井達史

初めての「金の糸」体験ワークショップを実施

こんにちは。アンバサダーの「藤井達史」です。

3月初旬に私の住む地域で行われた市民イベントに、人生すごろく「金の糸」を体験コーナーとして出展したときの様子をご紹介します。

 

地域の市民活動がご縁で知り合った社会福祉関係の団体の方に「金の糸」を実施していただいた際に「このゲームを市民向けのイベントで体験コーナーで実施しませんか」と提案しました。

そのイベントは、音楽あり歌あり、飲食の出店ありの総合イベントなので「金の糸」は事前予約制にして30分のゲームとし、午後はゲーム参加者の中で「もっと話を聞いてほしい」という方の個人面談を実施という流れにしました。

 

ちなみに午前の部は90分だったので、30分ずつ3回の入替え制にしました。

多少、時間は延びてしまいましたが、スタッフの皆さんの協力もあり順調に進めることができました。

午後も、3人のキャリアコンサルタントが交代で一人30分の面談を実施することが出来ました。

 

当日は私を含めて5人のキャリアコンサルタントが有志で参加していただきましたが、初対面で初回のイベントにも関わらず、来場者への対応や面談後の講評などスムーズな運営ができました。 (画像は当日、応援いただいたキャリアコンサルタントの方々。右から金丸さん、塩幡さん、筆者、網頭さん、殿崎さん)

人生すごろく「金の糸」でのキャリアコンサルタントの役割

実施後に参加者にとったアンケートには、

「大人になると振り返ることが少ない小学生時代を振り返ることが出来てよかった。」

「いろいろな方の今までの経験や、想いを聞くことが出来た。」

のように、ゲームそのものに対する評価が多くありました。

 

また、次のような内容もいくつかありました。

「昔を振り返った上で、それを言葉にしていくのが新鮮でした。」

「皆さん、優しく話を受け止めてくださった。」

参加した人へ言語化への促し、ボードに書かれた質問に対する回答に対して、聞く姿勢をもつこと。

今回、各テーブルでキャリアコンサルタントが一緒にゲームに参加したので、こうした感想が出てきたと考えます。

 

また、そうした高評価とは反対に「ウッ」と言葉に詰まるような一瞬もありました。

ゲームに参加せず、私に「金の糸」の概要を聞いて来られた方が「このすごろくは、誰でも実施できるのですか?」と質問されました。

 

「そうです」と答えると

「だったら、どうしてキャリアコンサルタントの人がわざわざやっているの?」と聞いてきたのです。

 

私は一瞬、考えましたが、ゲーム実施の場面では、金の糸の説明からルール説明に始まりゲーム進行のファシリテートを行うこと。そしてこのゲームはきっかけ、でありこのゲームを通じて自分らしさを感じていただくお手伝いをしているのだ、ということ。

そういうと、その人は「なるほど」と言って去って行きました。

 

この答えが正しかったのか、は分かりませんが私は常にその気持ちでこれからも各地で、実施していきたいと考えています。

今後Facebookの金の糸コミュニティにも投稿予定ですので、そちらもチェックしていただけると嬉しいです。