高校生と一緒に『金の糸』 ~「自分自身を知り、対話を楽しもう」~
代表者名
実施対象者
富山県と石川県の12校から参加した高校生
活動の背景、目的
国際ロータリー第2610地区(第2610地区は、富山県と石川県に位置する63のロータリークラブと
6のローターアクトクラブにより構成されている)の
第46回ンターアクト年次大会(石川県の遊学館高校で開催)のイベントとして高校生に向けた
『金の糸』のワークショップが開催された。
台湾のCDA洪 俊傑さんが青少年向けの社会奉仕活動の一環として行っているもので
関西・北陸支部北陸地区会もこの趣旨に賛同し、喜んで協力させていただいた
「人生すごろく 金の糸」を通して、高校生が自らの経験を語る中で自分が
どのような人間で何を大切にしているかに気づき、また、他者へ興味関心を持ちながら
話を聴き、質問をすることの大切さを実感する場を実現したかった。
そして、今後の進路選択を含むキャリア教育と自己実現の一助になることを願っている。
活動中の参加者の様子、変化
3~4名グループを作り実施した。富山県と石川県の12校から参加した高校生で、
グループ内のメンバーは初対面だった。
最初はお互いに遠慮している様子でなかなか話ができていなかったが、
ゲームを通じて次第に打ち解けていった。
当初は問いかけが難しかったようであるが、相手に興味を持って積極的問いかける
ようになり、その問いかけに対する応答も次第に長くなっていった。
グループの中で楽しみながら生徒の表情も明るくなり、コミュニケーションの輪が広がった。
人生これまでこのような取り組みはやったことがなかったが、他者に質問される中で
自分の小中学校の経験を話すことで「自分らしさ」に少し気づいた様子であった。
実施にあたって工夫したこと
当初、約50名の高校生、3教室に分かれて4人グループを作り実施する予定だった。
当日何名かの欠席者が出て、最終的には高校生40名となり3~4名のグループになった。
引率の先生やロータリークラブの方々も参加できるように準備していたが、
当日飛び入りで16名の参加があった。
各教室には1名のファシリテータと2名の補助スタッフが配置され、
4~6グループを担当し、きめ細やかに対応できた。
事前にスタッフ全員で約1時間程度の打ち合わせができたことも良かった。
最初ゲームの説明の際、スタッフが具体的な事例を挙げて実演した。
また、出来事だけでなく、その時の気持ち語ってもらえるように伝えた。
ゲーム最初のうちは、生徒たちも勝手がわからないため、スタッフも
問いかけに参加するなどしたが、グループの中にあまり介入しすぎないように心がけた。
また、高校生は進行が早いことが予測されたので、各グループの進行に
大きな差が出ないよう気を配った。
今回、主催者のご厚意により、昼食を生徒たちと同じ教室でとり、昼休み中に
生徒たちと話ができたことも、スタッフと生徒との距離を近づけることに繋がった。
実施した成果
今回、関西・北陸支部北陸地区会では初めて一般の方、高校生に実施した。
最後に採ったアンケートの「もう一度やってみたいか?」の質問に対して、
「ぜひやってみたい」49%、「機会があればやってみたい」51%と嬉しい結果で、
高校生にも「金の糸」は好評であった。
「自分の過去について考える機会がほとんど無くて、今回のすごろくを通して
自分のことについて考えるいい機会になりました。」
「外側から見た自分を知ることができて良かった。」
「たわいもない過去や現在の話だったのに自分の金の糸を知れることに驚いた。
人とは全然金の糸が違った。」
など、多くの貴重な感想があった。
他人から問いかけを受けながら自分について語ることで自分自身を
見つめ直すことの重要性が高校生に伝わった。
また、このゲームの中で、楽しみながらコミュニケーション能力も自然と身について
いったようだ。
高校生に『金の糸』は大変有益であると確信が持てた。
今回2時間弱しか時間がとれなくてとても残念であった。
『金の糸』の意味なども詳しくお伝えして、やれるともっと良かった。
引率の先生方やロータリークラブの関係者の方々が見学されると伺っており、
希望する人は体験していただくよう席を準備していた。
今回16名もの方が途中から参加された。
高校生以上に盛り上がり、声も大きく、近くの高校生グループには大変迷惑をかけた。
反省として、体験をする大人の方々を別の教室で対応すれば良かった。
しかし、大人の方々が大変興味を持っていただいたようで、
まずは学校の先生方に『金の糸』を体験していただく機会を作り、
そこから各学校で中高校生に『金の糸』を広めていけるのではないかと期待している。