<企業での活用事例>新入社員研修での金の糸の取り組み
代表者名
実施対象者
新入社員
活動の背景、目的
新入社員は学生から社会人へと立場が変わり、これからは自分の力で生きていくことになります。
そこで、新しい社会に踏み出す前に、これまでの自分を振り返り、どのような経験をし、
どんな行動や思いを抱いてきたのかを整理し、自分自身を見つめ直してほしいと考えました。
自分が大切にしてきたことや価値観を振り返り、強みや弱みを理解したうえで、
それらを今後のキャリアにどう活かしていくかを考える機会にしてほしかったのです。
また、ゲームを通じて初対面の新入社員同士が互いを知り合い、絆を深めるきっかけにも
してほしいと考えました。
さらに、自分が思う「自分」と、周囲から見られている「自分」との違いを共有し、
新たな気づきを得たうえで、社会人としてのスタートを切ってほしいという思いがありました。
活動中の参加者の様子、変化
お互いに自分のことを開示し、さらにグループメンバーからの質問に答えることで、
自分自身を改めて見つめ直す機会となり、新たな気づきが得られた様子が見られました。
また、経験を語る中で、自分が感じていたことと、他者がその経験から受け取る印象が
必ずしも一致しないことに気づき、自分の価値観や良さを再認識する場にもなりました。
こうした対話を通じて、午前中の緊張がほぐれ、参加者同士が打ち解け、
良い関係性を築くことができました
実施にあたって工夫したこと
午前中の研修では、まず参加者同士で自己紹介を行いました。
しかし、初対面ということもあり、緊張から表情も硬く、なかなか場に馴染めない様子が見られました。
その後の「金の糸」のワークでは、これまでの生い立ちや経験を互いに語り合い、
感じたことを伝え合うことで、徐々に打ち解けていきました。
できるだけ遠慮せず、楽しく思ったことや感じたことを共有できる場の雰囲気づくりを行いました。
それにより、笑いも生まれ、良い関係性が徐々に作れていきました。
実施した成果
「金の糸」は、自分自身を見つめ直し、さらに他者からのフィードバックを受けることで、
新たな一面に気づくことができる非常に良い機会となります。
今回の研修では、新入社員一人ひとりが自己理解を深めること、そして新入社員同士がお互いを知り、
絆を築くことを目的としていましたが、その両方を十分に達成することができました。
もしこの機会がなければ、自己探索をしないままキャリアを歩み始めてしまい、
新入社員同士の関係も表面的なものにとどまっていたかもしれません。
ゲームに登場するテーマは、日常ではほとんど話題にすることがない内容であり、
このような場で深く語り合えることは大変貴重です。
参加者の声を紹介します。
●入社して初日でしたが、みんなでコミュニケーションを取りながら人生すごろくをできたのは、
非常に大きかったなと思いました。
●同期との交流を通して、過去の経験やその時々の感情を知ることでお互いを理解する
きっかけができた。
自分の経験や感情を同期と共有し、ポジティブなフィードバックをもらえて、
自分では当たり前だと思っていたことを自分の強みとして理解できた。
自分と異なるモチベーションの源泉を知り、新しい角度から人生を見つめなおせた。
●人生すごろくは、同期のバックグラウンドや価値観を知る貴重な機会となりました。
多様な経験を持つメンバーと協力しながら成長できる環境に恵まれたことに感謝し、
お互いに高め合える関係を築いていきたいと思います。
●同期とすごろくを通じて話すことで職場の雰囲気に馴染めそうだと感じ、安心しました。
その後、5名の絆は深まり、チームワークが醸成されてまいりました。
研修中にグループ1名の住居に泊り、朝まで語り合ったという報告を聞いたときには驚き、
大変嬉しく感じました。
未来に向けて全員が良いキャリアを共に歩んでいってほしいと願っています。
その他、伝えたいこと
来年の研修でも取り入れたい。また新入社員以外にも機会があれば行ってみたい。
当日のタイムスケジュール
オリエンテーション(ゲームの目的、ルールとゲームの手順の説明)10分
ゲーム実施45分
感想共有5分
休憩5分
ゲーム続き45分
私の金の糸(メモの共有、金の糸記入、グループ内共有)45分