りぼら体験談
2022-10-07

これからのあなたらしい生き方や希望が、きっと見つかる

Yさんの場合

私は、教育関係の職場に勤めています。最初に悪性リンパ腫と診断された時は、仕事を調整して4か月休職した後、2か月間は抗がん剤治療を受けながら在宅で復職しました。しかし、治療を終えてすぐに再発し、自家移植を受けることになりました。さすがに今度は治療に専念しようと考え、その後1年間は完全に仕事から離れました。
2回目の復職時には、すでに新しい人が採用されており、周囲の環境や自分の仕事内容が大きく変わっていました。復職半年後に部署異動をすることになりましたが、この頃からだんだん気持ちがつらくなってきました。それは、周囲の同僚が重要な仕事を任されている一方で、自分は休職や部署異動によって、これまで築いてきたキャリアが崩れてしまったと感じた不安や、悔しさによるものでした。この頃、インターネットで自分と同じ悪性リンパ腫を経験され、現在はキャリアコンサルタントとして活躍されている砂川未夏さんのことを知って、連絡をしてみました。砂川さんから「りぼら」をご紹介いただいたことで、自分の気持ちを整理しようと参加を決めました。
「りぼら」に参加して、がんを経験して自分らしく働きたいと願う仲間や先輩と出会って、つらい経験をしたのは自分一人ではないと実感できました。また、「りぼら」のセミナーでは、「自然体」という私の大切なキーワードに出会い、3回のキャリアカウンセリングの中で「自然体」を軸に自分のあり方を探っていきました。昔の自然体で頑張っていた時期を思い出して気づいたのは、「もっと学問と真摯に向き合いたい。大学院に進学したい」という自分の気持ち。それは昔あきらめてしまった夢でもあり、言葉にするのは勇気が必要でしたが、いざ言葉にすると、思わず涙がこぼれるほど心が喜ぶのを感じました。
こうして自分の声が聞こえてきたことで、今の気持ちのつらさに折り合いをつける道が見えてきました。病気をきっかけに、新しいことに挑戦する余裕やチャンスをもらったと捉えよう、と思えたのです。「りぼら」に参加する前には、自分の考えがここまで変化するとは、全く予想もしていませんでした。けれど今は、自分がこれから歩もうとする道に希望を持っています。
がんを経験され、いまつらい気持ちを抱えているあなたへ、「りぼら」のプログラムを心からお勧めします。これからのあなたらしい生き方や希望が、きっと見つかるのではないかと思います。応援しています!