日本キャリア開発協会(JCDA)はキャリアカウンセリングを行う実務家のためのCDA資格認定団体です。

キャリアカウンセラーが求められる理由

大きな変化の中で、より自分らしい生き方を支援し、よりよい社会を創る

21世紀のいま、IoTの発達とともに、世界で産業構造の変化が進行しています。AIなどの技術の発達に伴い、人間に求められる仕事内容も変化の途上にあります。
日本国内では、終身雇用・年功序列といった雇用慣行が崩れ、少子高齢化の進行に伴う労働力人口の減少への対応に迫られ、国も企業・組織もさまざまな施策を打ち出しています。
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大によって、リモートワークの普及といった働き方の外形的な変化や、ワークライフバランスの見直しなどの働くことへの意識にも変化が見られるようになりました。
私たちは、非常に大きな環境変化の中で生きています。

人生100年時代と言われます。
リンダ・グラットンが著した『LIFE SHIFT』では、「教育→仕事→引退」という3ステージの生き方から、マルチステージの生き方への移行が描かれています。例えば、教育というステージは、若者時代に固定されるのではなく、人生の必要な時期に選択されることがあるといった考え方です。これはすでに「学び直し」の推奨という形で現実に起こりつつある動きです。このように、これからの人生設計には、さまざまな選択肢があると言われているのです。

これらのさまざまな変化は、人々に自分自身で自らの働き方や生き方を考えていく必要を、これまで以上にもたらしたと言えるでしょう。
こうした動向は、より自律的で主体的な生き方をもたらすものとの期待もありますが、変化の大きな時代の中で、自らの働き方・生き方の指針を見出すことは、多くの人にとっては容易なこととは言えないようです。 さまざまな変化に対応できるのか、さまざまな人生の選択肢から何を選んでいくのか…
そうした不安や迷いに寄り添い、それぞれの思いに耳を傾け、より良い人生を共に考えていく。
そんな存在こそがキャリアカウンセラーです。

より良い、そして、より豊かな生き方への支援をしていく。
長くなる人生の中で、その人がその時点での自らのアイデンティティを見つめなおし、自らが「生きる意味」を考える支援をしていく。
そして、自分のことをより自主的に考えられる社会を創っていく。
それが、私たちJCDAが考えるキャリアカウンセラーなのです。