日本キャリア開発協会(JCDA)はキャリアカウンセリングを行う実務家のためのCDA資格認定団体です。
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活動内容

キャリアカウンセリングの啓発・普及

1.キャリア開発に関するセミナー・講演会・交流会の開催

キャリア開発に関する理解を深めるため、この分野において国内外で活躍中の実務家や研究者によるセミナー、講演会を開催しています。また交流会という形で、キャリア開発に興味のある方々の交流の場をご提供しています。

2.研究会・啓発交流会の推進

研究会では、キャリアカウンセリングに必要不可欠な情報・経験(学校・障がい者・両立支援などの領域別)について、各分野の会員がテーマごとにグループを形成し、研究を行っています。さらに、その成果を発表することで、より実践的な知識を社会に提供しています。また、具体的なケースを小グループで検討できる啓発交流会の推進も行っています。

3.広報活動

国内外におけるキャリアカウンセラーの活躍を啓発・普及するため、各支部で開催されるJCDA支部会や他団体で行われる講演などを通じた広報活動も積極的に実施しています。また、会員による普及活動も応援しています。

4.JCDAジャーナルの発行

国内外のキャリアカウンセリングに関する情報を集約した機関誌を会員の皆様へ四半期ごとに発行しています。

5.キャリア開発の奨励、強化のための他団体との協力

キャリア開発分野・および関連分野に携わる他団体と協力関係を持ち、多岐にわたる啓発・普及を行うことで、キャリアカウンセラーの可能性を広げています。

CDAの能力と倫理基準ガイドラインの設置と施行

1.CDAカリキュラムの管理

CDAカリキュラムは米国CDFカリキュラムに準じたものであることをNCDAが認定しています。JCDAはこの基準の管理を行っています。

2.CDA倫理基準・ガイドラインの管理

CDAは、キャリア支援を行う上で個人と深く関わり、人生の重要な問題を取り扱います。そのため、CDA倫理基準で規定されている役割と能力の範囲を遵守する必要があります。JCDAは、CDAに対するクライエントからの信頼を確保するため倫理基準とガイドラインの管理を行っています。

3.CDAインストラクター養成

CDAの養成に当たるCDAインストラクターには高い能力が要求されます。カウンセリング実践経験、グループ学習運営経験、再就職支援スキルなど基礎的経験と能力を前提にCDA養成カリキュラム運営ノウハウを身につけたものがJCDAから認定を受けCDAインストラクターとして登録されます。

キャリアカウンセラーとしての活動支援

1.キャリアカウンセリング能力の向上訓練

望ましいキャリア支援を行うためには、常に新しいスキルや知識を身につけ、能力を磨き続ける必要があります。向上訓練では、キャリアカウンセラーとして個人の強みや興味分野を向上させ、実践力を身につける機会を提供しています。たとえば、「自己概念」の理解を深めるトレーニング、若者の就労支援、組織内メンタルヘルス対策などの訓練を提供しています。

2.キャリアカウンセラーとしての実践の場の提供

自治体での再就職支援関連事業の展開、企業内キャリアカウンセリングルームでの実践、委託訓練研修プログラム内に組み込まれた再就職支援スキル養成研修講師、専門学校主催のフリーター対象キャリアカウンセリングなど、さまざまな形態でのキャリアカウンセリング業務を受託しCDA会員に運営を委託。キャリアカウンセリングの普及とともに会員の能力アップを図っています。

3.キャリア開発と実践に関する研究成果の翻訳・出版

キャリア開発における各国の主要な理論や技法、各種情報に関する著書やデータベースの和訳は入手しにくいのが現状です。JCDAではキャリアカウンセリングの啓蒙と普及活動の一環としてキャリアカウンセラーの著書や各種情報の翻訳・出版を進めています。