日本キャリア開発協会(JCDA)はキャリアカウンセリングを行う実務家のためのCDA資格認定団体です。
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セルフ・キャリアドック制度【実践演習】
KC15 技能講習(カウンセリング) ⑮

セルフ・キャリアドック制度【実践演習】

受講対象

キャリアコンサルタント・キャリアコンサルティング、キャリアカウンセリングに関連する資格をお持ちの方※

※CDA、キャリアコンサルティング技能士、または、平成28年3月までに、キャリアコンサルタント試験と同等以上のものであって厚生労働大臣が指定する試験
(従前のキャリア・コンサルタント能力評価試験に合格した方及びこれと同等以上の能力を有すると認められる方)

実施形態 通信講座・通学講座
時間・日数 8時間 (通信講座:1.5時間、通学講座:6.5時間)
定員 20名
受講料 一般27,720円(会員19,800円)
内容

※「キャリアカウンセリングとは何か」の改訂に伴い、2022年9月開催講習より、事前課題、及び教材を改定しております。

JCDAでは、キャリアカウンセリングの普及を図り、キャリアカウンセリングが社会インフラになることを目指しています。
本講習は、従業員の活力を引き出し、企業の成長へとつなげる総合的な仕組みとして、2015年以降、国のキャリア形成支援施策のなかで導入が推進されている「セルフ・キャリアドックについて、外部・内部の専門家として、企業(組織)への働きかけについて考え学ぶことができる実践的な内容です。
「セルフ・キャリアドック」を企業(組織)に根付かせるために、キャリアカウンセラーとして何を伝えどのような関わりを持てばよいのか、‟現場”を意識して演習します。

2016年度・2017年度は、事業主向けの人材開発支援助成金の中にキャリア形成支援制度導入コースとして「セルフ・キャリアドック制度」導入に関する助成金が実施されました。
2018年度からは助成金制度はなくなりましたが、国はセルフ・キャリアドックのさらなる普及拡大を目指し、「セルフキャリアドック普及拡大加速化事業」をスタートし、この取り組みは継続しています。

今まさに私たちキャリアカウンセラーの専門性が求められています。
本講習は、自己概念の成長モデルである「経験代謝」の理論に基づいて構成されています。
この講習で、主体的なキャリア形成の支援者としての心構えや、その専門性の向上などについて考え、それぞれの‟現場”へつなげていただきたいと思います。

※本講習では、キャリアカウンセリングはキャリアコンサルティングと同等の意味で使用しています。

こんな方にお勧め

■ 既に、企業や団体において、キャリアカウンセリング業務を行っている方
■この1年以内に、企業や団体でのキャリアカウンセリング業務を考えている方
■経営者との関り方、研修の組み立て方を、具体的に考えたい方

講師紹介

黒木陽子

企業内での教育・人事関係を11年間担当、
その後退職し4年間の精神科・心療内科での
心理カウンセラー勤務を経て独立。
2006年(有)ライフ・サポートチーム設立。
キャリアカウンセラーとして行政・企業・教育分野で活動中。
また、組織の顧問CDAという働き方を広げるべく全国を飛び回っている。
PF、PFAを経て、CDA養成講座講師、JCDA認定スーパーバイザー。

特長

■実習を中心とした講習です。現場でのキャリア研修、キャリアカウンセリングを演習とケーススタディで考えます。
<経営者との打ち合わせ→契約→実施→経営者へのフィードバック>
■セルフ・キャリアドック制度の導入について、外部・内部の専門家として実際にどのような支援ができるのかを考えます。

受講者の声

■常にキャリアカウンセリングを行うという姿勢で専門性を高めていきたいと思います。
■セルフ・キャリアドック制度の全体像を理解できました。
従業員にとっても経営者にとってもとても良い制度だと思うのでどんどん紹介していきたいと思います。
■セルフ・キャリアドックが組織の発展、ひいては、地域の発展につながることを強く実感しました。
キャリアカウンセリング力を磨いていつかはセルフ・キャリアドック制度にかかわっていきたいと思います。

更新ポイント 16ポイント (CDA会員のみ対象)

プログラム内容

時間 0:00 -1:30
授業内容

<通信講座プログラム>
・事前課題の実施
「キャリアカウンセリングとは何か」を読んで、自分にとってのキャリアカウンセリングを考える。

時間 9:30 - 17:00
授業内容

<通学講座プログラム>
1)オリエンテーション

2)セルフ・キャリアドック制度について
 ・キャリアカウンセリングとは?
 ・厚生労働省が推奨するセルフ・キャリアドックとは?

3)制度導入の支援
 ・経営者との話し合い(“経営者のコミットメント”への関り)

4)キャリア研修について
 ・プログラムの組み立て演習(テーマ別)
 ・研修の組み立てと実施の心がけ

5)キャリアカウンセリング演習
 ・演習とケース研究(3つのケース)

6)組織へのフィードバック
 ・経営者へのフィードバック(演習)

7)今後の行動計画

8)習得度確認・まとめ