心のバリアフリーと共生社会の実現に向けたキャリア形成支援~発達障害と人間の多様性から考える~
KT06 技能講習(対象別キャリアコンサルティング) ⑥

心のバリアフリーと共生社会の実現に向けたキャリア形成支援~発達障害と人間の多様性から考える~

受講対象

キャリアコンサルタント・キャリアコンサルティング、キャリアカウンセリングに関連する資格をお持ちの方※

※CDA、キャリアコンサルティング技能士、または、平成28年3月までに、キャリアコンサルタント試験と同等以上のものであって厚生労働大臣が指定する試験
(従前のキャリア・コンサルタント能力評価試験に合格した方及びこれと同等以上の能力を有すると認められる方)

実施形態 通信講座・通学講座
時間・日数 9時間 (通信講座:2.5時間 通学講座:6.5時間)
定員 20名
受講料 一般24,780円(会員17,700円)
内容

「心のバリアフリー」とは、様々な心身の特性や考え方を持つすべての人々が、相互に理解を深めようとコミュニケーションをとり、支え合うことです。その背景には、障害のある人個人にだけ焦点を当てる「医学モデル」ではなく、当事者とその周囲との相互作用に焦点を当てる「社会モデル」の考え方があります。

本講座では、組織内で働く発達障害の特徴をもつ当事者、及び当事者とともに働く周囲の人が相互に理解を深め、仕事上の期待や要請、責任について共に協力し、取り組むための成長支援について、通信講座による学習と、通学講座によるケース検討を通じて学びます。

人と社会(組織)の成長を担うキャリアコンサルタントとして、「働き方改革」や「人生100年時代構想」等における新たな政策的課題を見据え、「心のバリアフリーと共生社会の実現」に向けて、発達障害と人間の多様性から組織内のキャリア形成支援への理解を深めていきます。

■通信講座<2.5時間>:
1.動画視聴
  1)発達障害と人間の多様性から考える
  2)心のバリアフリーと共生社会の実現に向けて
3.事前課題

■通学講座<6.5時間>:
1.オリエンテーション
 1)心のバリアフリーと共生社会の実現とは
 2)キャリアコンサルタントに期待される役割
 3)キャリアコンサルティングの技能を活かす
2.演習
 1)当事者によくあるコミュニケーション上のすれ違い
 2)事例検討A当事者の悩み
 3)事例検討B当事者である上司からの悩み
3.まとめ
4.習得度確認

こんな方にお勧め

■企業などの組織で人事や人材開発を担当している方
■組織内でキャリア開発・キャリア形成支援に携わっている方
■組織内のダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進に携わっている方
■組織内で働く発達障害の特徴を持つ当事者や、周囲の人に対する支援について学びたい方

講師紹介

■通信講座担当:橋口亜希子
発達障害を手がかりとしたユニバーサルデザインコンサルタント/産業カウンセラー/
橋口亜希子個人事務所代表
23年前に我が子が発達障害と診断される。親の会設立、NPO法人理事を会社員と兼務で行っていたが活動に注力するためキヤノン(株)を退職。発達障害団体事務局長を経て現在に至る。事務局長時代には厚生労働省社会保障審議会障害者部会のほか、内閣官房、国土交通省でバリアフリー関係の委員も歴任。現在は、事業者や社会が知らない・わからない発達障害のある人たちの困りごとを集め整理して社会モデルに基づく環境調整のコツを伝える活動を行っている。
著書「そのママでいい 発達障害の子を育てるあなたに贈る43のエール」中央法規出版

■通学講座担当:講師は講座お申込画面でご確認ください。
※各開催地・各日程により異なります。

特長

■人と社会(組織)の成長を、当事者個人にだけ焦点を当てる「医学モデル」ではなく、当事者とその周囲との相互作用に焦点を当てる「社会モデル」で考える
■組織内で働く発達障害の特徴をもつ当事者、及び当事者の周囲の人が、仕事上の期待や要請、責任についての理解に基づき、相互理解を深め、協力し合うための支援についてケース検討を通じて学ぶ

更新ポイント 18ポイント (CDA会員のみ対象)

プログラム内容

事前課題

■動画視聴(2.0時間)
■ケース検討(0.5時間)

時間 10:00-17:30
授業内容

1.オリエンテーション
 1)心のバリアフリーと共生社会の実現とは
 2)キャリアコンサルタントに期待される役割
 3)キャリアコンサルティングの技能を活かす
2.演習
 1)当事者によくあるコミュニケーション上のすれ違い
 2)事例検討A当事者の悩み
 3)事例検討B当事者である上司からの悩み
3.まとめ
4.習得度確認