目次

指導者候補養成講座について

【JCDAでは“指導者”を必要としています】

JCDAでは「キャリアカウンセリング機能を社会に普及させる」ことをスローガンとしCDAが専門家として実践力を高め、社会に働きかけることでキャリアカウンセリングが社会に普及すると考えています。その普及のためには、CDAを育成、指導する役割として、SV(スーパーバイザー)や、CDA養成講座のインストラクターを養成することがとても重要だと考えています。

【まずは指導者候補養成講座から】

一方、「CDAインストラクターやSVになることに興味はあるが、今はまだ自信がない」「求められる要件はハードルが高いように思う」「少しずつ技量を高めるようなキャリアパスがほしい」と言ったお声も頂きました。そのようなご要望にお応えして、「指導者としての基礎」を学ぶ講座を実施することになりました。

【3大必須能力を習得】

JCDAはCDAの指導者として必須である要件は、1)経験代謝を軸としたケース概念化能力、2)キャリアカウンセリングの知識・技能、3)自己認識力の3つだと考えています。本講座は、受講者それぞれの個別の課題と照らし合わせながら学べる内容になっています。

【経験から学ぶ力を習得】

指導者になるには、研修への参加だけではなく、受講者の方が日常生活の中で自身の課題を意識し、成長につなげることが欠かせません。そのため、本講座の特徴として、研修とは別に、個別のサポートの機会を設け、「経験から学ぶ力」を身につけ、習慣化する仕組みを取入れることにしました。このプロセスを通じて日々の経験から学び、指導者を目指して頂くことを期待しております。

是非、ご応募をお待ちしております。

■講座の特徴

本講座は、体験から学び、技能を身につけるための「研修」だけでなく、研修を通じた個別のアセスメント結果に基づく「フィードバック」、研修を通じて何を目指していくのかを明確にし、研修での学びを腑に落とすための「キャリアカウンセリング」、指導者としての技能を高める「スーパービジョン」の受講、といった指導者として必要な能力を個別の課題に照らし合わせ、学んでいただきます。

■指導者に必要な技能

指導者に必要な技能は、経験代謝の考え方を軸としてケースを見る力「概念化」の力、トレーニング受講者に対する関わり方「カウンセリング」の力、自身を理解し、客観視する力「自己理解」の3つです。本講座では、この3つの技能を身につけることを目指し、プログラムが構成されています。
また、指導者としての技能を身につけるということは、自分自身が経験代謝を動かし、自己概念の成長を図る力がつくことにもつながります。プログラムを通じて、自身が経験代謝を通じて成長し、成長の実感を持つことにも焦点を置いてプログラムが構成されています。

指導者に必要な技能

■養成のステップ

講座ホームページ

https://www.j-cda.jp/seminar/leadership/seminar_review_si01-php.php

■講師

迎 雅子 むかえ まさこ
大手電機メーカーで社長秘書を3年経験後、外資系人材派遣会社で9年間社員育成や派遣スタッフの管理業務を行う。結婚後は、夫の仕事で5回転勤し、各地でキャリア関連業務に携わる。現在は福岡に在住し、キャリアカウンセラーやJCDAスーパーバイザー・インストラクター、研修講師として活動中。
JCDA認定スーパーバイザー・JCDA認定インストラクター・1級キャリアコンサルティング技能士・公認心理師・MBTIアドバンス認定ユーザー

佐藤 美伸 さとう みのぶ
国家資格キャリアコンサルタントの養成講座を始め、資格取得後の更新講習、キャリアコンサルタントのスーパービジョン等に従事。
「自己を理解する営みが他者理解につながる」「私たちの学びが相談者の力になる」を心がけ実践を続ける
JCDA認定スーパーバイザー・JCDA認定インストラクター・1級キャリアコンサルティング技能士・公認心理師・社会福祉士

*****************
★迎 雅子氏からのメッセージ★

こんにちは。今回の指導者候補養成講座を担当致します、迎 雅子と申します。

指導者候補養成講座と聞くとみなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
もしかしたら、対象はインストラクターやスーパーバイザーを目指す方だと思われるかもしれませんね。

しかしこの講座はもっと広義で考えており、例えば会社で部下や後輩とのかかわりがある方、仕事以外の場でリーダーシップを発揮する機会がある方、また、まとめ役などの役割を担っている方などもイメージして作られています。

プログラムは、前半は相談者やオブザーバー体験から「自己概念の成長とは?」について考えていき、後半はキャリアカウンセラー体験からさらに学びを深めていくという構成になっています。

そしてこの講座の魅力は、集合研修の間にキャリアカウンセリングを受けたり、自分のキャリアカウンセリングをスーパー
ビジョンで振り返ったりすることで、確実にカウンセラーとしての力をつけていきながら、それと共に自分自身への理解が
深まっていくことではないかと思っています。

この講座を受講された方が、「この講座を受けての一番の感想は、自分自身も他者もより身近に感じることが出来るようになったことです」と言われていたのが印象的でした。

是非仲間と共に、キャリアカウンセラーとしての専門性を磨き、自分や他者を身近に感じる経験をしてみませんか?
ご一緒に素晴らしい学びの半年にしていきましょう。

****************

■スケジュール

集合研修 11月11日(火)・12日(水)
12月9日(火)・16日(火)
3月10日(火)・17日(火)
個別サポート ■キャリアカウンセリング1回目:
11月13日~12月3日の間で調整
■スーパービジョン1・2回目:
1月6日~3月2日の間で調整
■キャリアカウンセリング2回目:
3月18日~4月1日の間で調整

 

■集合研修プログラム内容

1日目
10:00-18:00
1.オリエンテーション
・朝の一言・研修の目的・全体の流れ
・指導者に必要な能力項目
2.経験代謝について
講義
3.印象に残った経験から、ありたい自分、自己概念、
借り物の自己概念を言語化する
ワークとグループシェア
◆振り返り
2日目
9:00-17:00
◆朝の一言
4.相談者体験・オブザーブ体験から
キャリアカウンセリングを体得する
◆振り返り
3日目
10:00-18:00
◆朝の一言
4.相談者体験・オブザーブ体験から
キャリアカウンセリングを体得する(つづき)
5.経験代謝について
日常経験と自己概念の関係シートの共有
◆振り返り
4日目
9:00-17:00
◆朝の一言
6.日常会話を使ったワーク
(音声・逐語・ロールプレイ)
・ケースA/B
・ロールプレイ
7.キャリアカウンセラーの心がけ、構造の理解
8.学びを成長に変える
・自己概念の成長とは・借り物の自己概念
・揺らぎの経験とは何か・内省を促すための問いかけ
・自身の経験に基づく概念化
◆振り返り
5日目
10:00-18:00
◆朝の一言
8.学びを成長に変える
・ミニレクチャー
「自己概念の成長を自分の経験で伝える」
9.心がけを意識してキャリアカウンセリングを実践する
・その場のロールプレイによるスーパービジョン
6日目
9:00-17:00
◆朝の一言
9.心がけを意識してキャリアカウンセリングを実践する
(つづき)
・その場のロールプレイによるスーパービジョン
10.全体振り返り
終了

★プログラムは、変更する場合があります。

■定員・費用

<要件>CDA

<定員>8名

<会場>オンライン(Zoom)での開催です
・Zoom講座における受講上のご留意事項、及び推奨環境についてはこちらをご参照ください。項目3・4については、開催案内にて別途ご提示いたします。
https://www.j-cda.jp/newsform/schedule1_detail.php?id=493

<費用>167,600円(税込)
・6日間の研修、スーパービジョン2回、キャリアカウンセリング2回が費用に含まれます。

<その他ご留意点>
・個別サポートであるキャリアカウンセリング及びスーパービジョンは、Zoomでの実施を想定しています。

■応募期間

  • 応募期間:8月28日(木)~9月28日(日)まで ※先着順にて受付
  • 応募方法:応募を希望する方は、下記URLよりアクセスし、必要事項をご記入の上、確認ボタンを押してください。
    ◎申し込み先:https://www.j-cda.jp/regist.php?id=2023