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畳の上で紡いだ「金の糸」──南葛飾高等学校DX行事レポート

みなさま、いつもお世話になっております。

JCDAキャリア支援グループです。

高校生のキャリアサポートについて、報告いたします。

 

◆キャプテン翼像が出迎える学校で

令和8年7月10日(金)、東京都立南葛飾高等学校で、DX行事の一環として「人生すごろく金の糸」を実施させていただきました。

校門横には、あの有名な「キャプテン翼」像。全国のサッカーファンからは聖地とされている場所。

1年生237名、2年生219名、合計556名という大人数を対象に、

CDA4名で1時間目から6時間目まで、まるまる1日対応させていただきました。

3つの講座をローテーション形式で回る形式の一つの講座として実施しました。

私たちが担当したのは柔道場。柔らかい畳が敷き詰められた広い空間に、毎回185人近くの生徒さんが集まります。

大きな窓に囲われ、明るく、なんとも贅沢な会場でした。

◆畳の上だからこそ生まれた「くつろぎ」

今回、何より印象に残ったのは、会場が柔道場だったこと。

机も椅子もない畳の空間で、金の糸は地べたに座って実施でした。

生徒さんたちは、最初は座っていたものの、時間を追っていくと、寝転がったり、重なり合ったり、自由な姿で、

それはまるで自宅の居間にいるかのようにリラックスして取り組んでいただきました。

高校1年生や2年生にとって、ついこの間のことであろう小学生・中学生時代の思い出を、面白おかしく語り合う姿。

それはまるで、お正月に家族が炬燵を囲んで福笑いに興じる、あの安心感に満ちた光景のようでした。

大人数の中には、もちろん温度差もあります。

興味を持って耳を傾けてくれる生徒さんもいれば、他のことが気になってしまう生徒さんもいらっしゃいます。

しかしながら、それも若さゆえの自然な姿なのだと母目線で温かく見守りました。

◆声をかければ、心を開いてくれる

しかし、一人ひとりに個別で声をかけてみると、そこには驚くほど豊かな個性がありました。

こちらから話しかけて、嫌な顔をする生徒さんは一人もいませんでした。

それどころか、こちらが興味を持つことと同じくらい、生徒さんたちも私たちに興味を持ってくれました。

学校から招かれた立場とはいえ、初対面の大人を信頼できるかどうかは、生徒さん自身が決めること。

質問を投げかけてくれること自体が、無関心ではないという何よりの証だったように思います。

金の糸に関する質問もあれば、全く関係のない質問が飛んでくることもありました。

そのどちらも、私たちにとっては嬉しい学びの時間でした。

◆個性は、集まると見えなくなることもある

ひとことで「高校生」といっても、当然ながらみんな同じではありません。一人ひとりに、それぞれの個性があります。

そのひとつひとつの豊かな個性は、大きな集団になると、逆に個性が発揮しづらくなる場面になります。

180人という規模の中では、埋もれてしまう声や、出しきれない表情がきっとあったはずです。

個別で見え隠れした豊かな発言や表情は、集団になると、遠慮がちになること。

これこそ、チームワークが育っていたり、ファシリテーションにつながる「配慮」ができる芽なのではないでしょうか。

中学生から高校生というのは、まさに青春の真っただ中。

やりたいこと、興味のあること、心惹かれるもの、周囲にうようよあって、うずうずしている時期でしょう。

それでも、この授業の時間に学校へ来て、誰だかも知らない大人から「すごろくをしよう」と声をかけられ、

それに少しでも興味を持って取り組んでくれたこと。

それは、私たちにとって喜び以外の何ものでもありませんでした。

◆時間の最後に、伝えたこと

すべての時間の最後に、生徒さんたちにお伝えしたことがあります。

この先、大学生になり、専門学校生になり、あるいは社会人になり

──もしかすると、どこかでまた「人生すごろく金の糸」に出会う日が来るかもしれません。

そのとき、「あ、高校時代にやったな、あれだな」「あれをしたとき、自分はこんなことを考えていたな」

「あのとき、グループだったあの同級生は、こんな発言をしていたけれど、自分はちょっと違和感があったな」

そんなことを、ふと思い出してもらえたら、それこそが、金の糸が目指すことのひとつなのです、と。

◆これまでで、いちばん豪快な「金の糸」

中学生、高校生、大学生、社会人と、これまであらゆるコミュニティで「人生すごろく金の糸」を実施し、

また自分自身も参加者として経験してきました。

その中でも、南葛飾高等学校で実施した今回は、いちばん豪快で、いちばん体力を使い、

そしていちばん学びの深いものだったと感じています。

机に向かって椅子に座り、静かに取り組むことだけが「金の糸」の形ではありません。

地べたに寝転がり、大声で笑いながら、お互いを認め合う時間もまた、

この上なく素敵な「金の糸」の時間になり得るのだと、心から実感した1日でした。

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私たちの学びは限りがありません。

人生すごろく金の糸を実施するということに限っても、

多角的に、多方面に多くの学びを得ることになります。

今回もまた、学びを積み重ねることができましたのは、機会を得られたからこそで、

それが、JCDAがキャリア支援を未来へ未来へとつなげていく理由でもあります。

お世話になりました南葛飾高等学校の副校長先生、多くの先生方、

そして大変貴重な機会をいただきました企業教育研究会様に心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

JCDAはこれからも、若年者のキャリア教育に関わってまいります。