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皆さま、日頃より大変お世話になっております。JCDAの佐々木です。

2026年7月4日、山梨県立図書館にて開催された山梨地区会に参加し、「これからの時代におけるキャリア支援とは ~自己概念の成長と社会とのつながりを考える~」をテーマにお話しさせていただきました。

会場は甲府駅北口からすぐの山梨県立図書館 交流ルーム104。
色々な世代の市民の皆さんが学び集う、とても素敵な空間でした。

今回の参加者は11名で、そのうち初参加の方が1名いらっしゃいました。少人数ならではのあたたかさがあり、支援現場を持って活動されている方も多く、終始、実感のこもった対話が続きました。

冒頭では、グランドルールを確認したうえで、まずはお互いを知るための自己紹介から始めました。お名前、最近ハマっていること、今の気持ちなどを語っていただいたのですが、皆さんがとても豊かに言葉を紡いでくださったことが印象的でした。

普段から顔を合わせている方同士であっても、あらためて語り、聴き合うことで、「そんな一面があったのですね!」と新しい発見があります。

自分のことを言葉にすることで心が動く。誰かの語りを聴くことで、新しい可能性に触れる。そして、不思議なことに、一人ひとりは違う個人であり、それぞれが歩んできた地域や時代背景も異なるのですが、どこかでつながっているような、安心するような感覚もありました。

講演では、社会や働く環境が大きく変化するなかで、キャリア支援に何が求められているのかを皆さんと考えました。産業構造や就業構造の変化、働き方の多様化、AIをはじめとするテクノロジーの進展。こうした変化の中で、キャリア支援は、目の前の問題を解決するだけでなく、その人自身の自律的な成長を支える「開発型支援」へと広がっていくことが求められています。

一方で、その方向性は、JCDAがこれまで大切にしてきた「経験代謝」と深く重なるものでもあります。経験を語り、その意味を見出し、自分はどうありたいのかを少しずつ深めていく。そのプロセスを通じて、自己概念の成長を支援することは、これからの時代においても、キャリアカウンセラー/CDAの大切な専門性であり続けるのだと、あらためて感じました。

また講演の中では、CDAの皆さんに、活動している領域にかかわらず、子どもたちや若い世代の未来のために、それぞれの場所から動いていただきたいということもお伝えしました。

学校現場で直接子どもたちに関わる方もいれば、家庭や地域の中で身近な大人として関わる方もいます。また、企業や福祉、医療、地域活動などを通じて、子どもたちがこれから生きていく社会そのものを少しずつよくしていく関わり方もあります。

一人ひとりのCDAが、自分のいる場所から未来に向けて何ができるのかを考え、行動していくこと。その積み重ねが、キャリアカウンセリングを社会にひらいていくことにもつながるのではないかと思います。

また、参加者の方からは、「学び直し」という言葉について、「これまで学んできたことを否定されたように感じる方もいるのではないか。『新しい学び』という表現の方がよいのではないか」というコメントもいただきました。

一つの言葉であっても、受け取る人によって響き方は異なります。だからこそ、キャリア支援に関わる私たちは、言葉の背景にあるもの、そしてその言葉を受け取る多くの人たちに思いを馳せる必要があります。そのご発言からは、表現の適否だけでなく、その方が人生や支援の中で大切にしてこられた感覚が伝わってくるようでした。

AI時代において、情報の整理や要約、客観的な分析は、これまで以上にテクノロジーが担うようになっていきます。だからこそ、人間である支援者に求められるのは、目の前の人の思いや背景に丁寧に耳を傾け、その人自身の意味づけや可能性が立ち現れる場を支えることなのだと思います。

山梨地区会の皆さんとの時間は、まさにそのことを実感する場でした。講演を「聴く」だけではなく、自分の経験と重ね、言葉にし、仲間と分かち合う。その積み重ねの中に、地区会という場の力があるのだと思います。

終了後は、近くのお店で懇親会も行われました。地元の美味しい食材をいただきながら、講演の場とはまた少し違う雰囲気の中で、日頃感じ考えていることや社会への思いなどを語り合う時間となりました。

山梨地区会の皆さま、あたたかく迎えてくださり、本当にありがとうございました。

山梨地区会の次回の勉強会は、2026年11月14日(土)に開催予定とのことです。今回ご参加できなかった方々も、ぜひご参加ください。

 

JCDA 理事長 佐々木 好

 

▼関連情報

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〒400-0858 山梨県甲府市相生1-2-31 甲府ビジネススクエア3F
電話:055-236-6187

山梨県内での若い世代へのキャリア支援の実践

また、山梨県内での若い世代へのキャリア支援の実践として、甲斐清和高等学校(通信制)で「人生すごろく金の糸」を授業で実施した様子もJCDA通信で紹介しています。

高校生一人ひとりが自分の経験を振り返り、これからの生き方を考える取り組みです。今回の山梨地区会でお話しした「子どもたちの未来のために、CDAがそれぞれの場所から動いていく」ということとも重なる実践として、ぜひあわせてご覧ください。

JCDA通信(ブログ)
【高校生のキャリアサポート】「人生すごろく金の糸」を授業で実施しました
~甲斐清和高等学校(通信制)~

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▼参考

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