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2025年10月26日(日)、大阪・心斎橋の日本研修センターで、JCDA関西地区の総会が開かれました。
「新しい関西のキックオフ」をテーマに、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)を中心に約90名の会員が集まり、穏やかな熱気に包まれた時間となりました。

◆学び合い、つながり合う仲間として

開会にあたり、関西地区長から「学び合いを通じてつながり、共に成長する仲間でありたい」というメッセージが語られました。
関西地区は現在4,300名を超える大きな組織。約70名の運営スタッフが日々協力し合い、当日も約30名がサポートにあたりました。
その多様な活動を背景に、地域ごとの自律を進めながら“共創的な組織づくり”を目指していく——そんな新しい一歩への思いが共有されました。

◆多彩なグループ活動と地域への広がり

関西地区では現在、ピアトレーニングを主軸に、以下の7つのグループ、

①ウェルカムトレーニンググループ
②月例ピアトレーニンググループ
③なんでもやってみようグループ
④奈良エリアグループ
⑤和歌山・南大阪グループ
⑥会計・会則グループ
⑦情報グループ

と、関西地区会と連携している
⑧関西・北陸エリアの両立支援委員

が活躍しており、それぞれの活動報告がありました。

どの発表も創意工夫にあふれ、忙しい中でボランティアとして仲間の学びを支える姿に、会場からは温かな拍手が送られました。
また、有志メンバーによる地域への新しい挑戦として、大阪市立総合生涯学習センター主催「総合フェスタ2025」(11月23日・日祝)への出展も予定されています。
CDAの活動が地域社会へと広がっていく取り組みです。

👉 詳細・申込:大阪市市民活動 総合ポータルサイト(外部リンク)

支部長からは関西・北陸支部としてのあり方や方向性が語られ、「つながりのしあわせ」を大切にしていこうと呼びかけがありました。北陸地区長からは関西地区メンバーからの支援を受けて、能登半島の震災ボランティア活動に取り組んだ経験が発表されました。支部として地域を越えた連携と相互支援の重要性が改めて共有されました。

◆理事長・会長からのメッセージ

佐々木理事長からは「JCDAの今とこれから」と題して、25周年を迎えたJCDAの歩みと今後の展望について講演と、着任にあたっての思いがインタビュー形式で語られました。キャリアカウンセリングを通じて「人と社会の可能性の扉を開く」ことをテーマに、「自分」「仲間」「社会」とのつながりを深めてほしいとのメッセージが寄せられました。
続いて上映された大原前理事長のビデオメッセージでは、「CDAは意味づけのプロ、意味形成の専門家ではないか」という問いかけがありました。

また、立野会長からは「CDAマインドについて」と題して、JCDAが培ってきた文化や価値を踏まえた講演とライブセッションがありました。CDAマインドとは、単なる資格の枠を超え、JCDAの空気や精神性に“名前を与えたもの”であり、「つながりの幸福」を体現するものだと語られました。

会長はまた、「意思決定の後の行動が未来をつくる。成功は皆さんの活動によって決まる」と関西地区の今後にエールを送りました。

歴代のリーダーの思いがつながる、“JCDAの金の糸”を感じるひとときとなりました。

◆未来の地区会を描くワークと懇親会

後半のワークでは、ピアファシリテーターアドバイザーの温かいガイドのもと、「CDAの魅力と未来の地区会を考える」をテーマに、参加者同士の対話が行われました。
“仲間と共に成長する関西”をキーワードに、これからの活動や地域連携のアイデアが次々と生まれました。
会場のあちこちで笑顔と対話が広がり、「新しい関西のスタート」を実感する時間になりました。

総会終了後は、近くの店で懇親会が開催され、再会や新たな出会いを喜び合う楽しい交流が広がりました。

関西地区の新しい挑戦は、JCDAが目指す「キャリアカウンセリングを社会に広げる」歩みの一端でもあります。
これからも、誰もが自分らしい生き方を描ける社会を目指して、各地の仲間とともに活動を続けていきます。

参考リンク:
ピアトレーニングとは

JCDA 全国規模の活動ネットワーク ~支部・地区~