1月24日(土)、勝どき駅近くのダンススタジオにて、AYA世代のがんサバイバーを対象としたダンスイベントを開催しました。
本イベントは、マギーズ東京、がんノート、STAND UP‼、日本キャリア開発協会(JCDA)などが連携する「AYA COLLABORATIONS」の取り組みの一つで、東京マラソン財団スポーツレガシー事業たまご育てプロジェクト助成事業でもあります。
昨年9月に続く第2回目の開催です。当日は11名が参加し、前回からのリピーターの方もお迎えすることができました。
イベントは、がんノート代表・岸田徹さんと、JCDA治療と仕事の両立支援プロジェクトリーダー・砂川未夏さんの進行でスタート。シェイカーを使ったリズム遊びのアイスブレイクで場が一気にほぐれ、参加者同士の距離も自然と縮まっていきました。
ダンス指導は、東京ユナイテッドバスケットボールクラブのダンスチームメンバーが担当。初めての方でも踊りやすい振り付けが工夫され、笑顔と笑い声があふれる練習時間となりました。後半にはグループごとにオリジナルの振り付けを考え、短い時間ながらもチームならではの表現を形にしていきました。
最後の発表では、3チームそれぞれが元気いっぱいにダンスを披露。踊り終えた後の達成感に満ちた表情や、ハイタッチを交わす姿がとても印象的でした。
特別に病気のことを語る場面はありません。それでも、同じ音楽に身を委ね、体を動かし、笑顔を共有することで、言葉を超えて心がつながっていく――そんな時間になりました。全チームの発表後、参加者全員で踊ったひとときは、発表を終えた解放感と純粋な楽しさに満ち、会場は一体感に包まれていました。
本イベントを企画・実施している「AYA COLLABORATIONS」は、AYA世代のがんサバイバーが、外部の支援と出会うきっかけをつくりたいという思いから始まった取り組みです。マギーズ東京さんからのお声がけをきっかけに、マギーズ東京、がんノート、STANDUP‼、そしてJCDAなど、それぞれ異なる役割を持つ団体が連携し、「AYA世代が気軽に参加できる場」を通して支援の存在を知ってもらうことを目的としています。
体調や気持ちの面から外に出ることが難しく、支援があることを知らないまま一人で悩みを抱えている方も少なくありません。ダンスという、病気や体験を語ることを前提としない場を入口にすることで、人とつながり、必要な支援に出会うきっかけを届けたい――その思いが、この場には込められています。
JCDAがこの取り組みに参画している理由も、そこにあります。キャリアカウンセリングは、就職支援や職業紹介のイメージを持たれがちですが、がんという大きな病気を経験することは、「これからどう生きていくのか」「どのように働いていくのか」という、人生やキャリアの根幹に向き合う転換期でもあります。治療と仕事の両立支援におけるキャリアカウンセリングは、揺れ動く気持ちや迷いを整理し、その人自身の価値観や大切にしたいことを見つめ直すプロセスです。
ダンスを通して生まれた笑顔とつながりの中で、「困ったときに頼れる場所がある」「自分にも使える支援がある」と感じてもらえること。
JCDAは、今後もこうした連携を通じて、治療と仕事、そして人生の節目にある方々が孤立することなく、自分らしい選択を重ねていける社会づくりに貢献していきたいと考えています。




