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先月、「13歳のハローワーク」公式サイトが運営するジョブtaviの取り組みで、2校の中学校から生徒の皆さんがJCDAを訪問してくださいました。

最初にお迎えしたのは、川崎市立南河原中学校2年生6名の皆さん。
そして2週間後には、日本大学豊山中学校2年生8名の皆さんでした。

いずれも、生徒の皆さん自身が司会進行を務める社会人インタビュー。

「なぜ今の仕事に就いたのですか?」
「どんな活動をしている団体なのですか?」
「仕事をしていて良かったことは?」
「大変だったことはありますか?」
「学生時代に学んだことで役立っていることは?」
「社会人になるまでに苦しかったことは?」

など、たくさんの質問をいただきました。

私自身の経験を振り返りながらお答えするとともに、子どもの頃から好きだったことについてもお話ししました。

私は昔から、人と一緒にアイデアを考えたり、お楽しみ会や文化祭、生徒会活動などで、みんなと協力して何かを創り上げたりすることが大好きでした。

振り返ってみると、その「人と一緒に場をつくることが好き」という気持ちは、今の仕事にもつながっています。

だからこそ、生徒の皆さんには、

「今、心が動くこと、夢中になれることは、大人になってもきっと自分のエネルギーになりますよ。」

ということをお伝えしました。

◎「幸せに暮らしたい」という夢

今回、特に印象に残ったことがあります。

自己紹介で将来の夢を話す時間、多くの生徒さんが

「〇〇の会社で働きたい」
「〇〇になりたい」

と話してくれました。
そんな中、一人の生徒さんが少し照れながら、

「まだ将来の夢は決まっていないけれど、幸せに暮らしたい。」

と話してくれたのです。
私は、その言葉にとても惹かれました。

キャリアというと、「どんな仕事に就くか」「どんな会社で働くか」といった、外から見える部分に目が向きがちです。
でも、私たちキャリアカウンセラーが支援しているのは、それだけではありません。

その人が自分らしく生き、自分らしく働き、自分らしく暮らしていくこと。

言い換えれば、
「その人が幸せに暮らしていくことを支援する仕事」
とも言えるのではないでしょうか。

「〇〇になりたい」という外的キャリア。そして、「大切にしたいこと」「楽しいと感じること」「幸せに暮らしたい」という内的キャリア。

その両方があってこそ。外的キャリアを支えているのが内的キャリアです。そんなことを、少しだけお伝えできたように思います。

 

◎時に自分を見つめる時間が必要なんだな

こうした機会に、私が必ずお伝えしていることがあります。

それは、

「今という時間を大切にして、時々、自分の心に目を向けてほしい。」

ということです。

「なぜ心が動くのだろう。」
「なぜこれが好きなのだろう。」
「なぜモヤモヤするのだろう。」

そんな自分自身の気持ちを味わいながら過ごすことが、きっと将来のキャリアにつながっていきます。

前回の訪問では、最後に班長の生徒さんが、

「いろいろお話を伺って、時に自分を見つめる時間が必要なんだなと思いました。」

と話してくださいました。

さらに今月に入り、両校から相次いで手書きのお礼のお手紙が届きました。

私がお話しした内容を具体的に引用しながら、「心に残ったこと」や、「これからは一つひとつの行動の意味を考えてみたい」と書いてくださった生徒さんもいました。

その手紙を読みながら感じたのは、私が伝えたつもりでいた時間は、実は私自身にとっても、自分の経験を振り返り、仕事の意味や意義を改めて味わう時間だったということです。

中学生のキャリア教育に関わることが、自分自身のキャリアを見つめ直す機会にもなる。

そんな循環こそ、私たちらしい活動なのかもしれません。

これからも、このような対話を通じて、キャリアの考え方を広く届けていきたいと思います。