この秋、誰かの「これから」を一緒に考える場を
~キャリアマンスと「金の糸」アワードへのお誘い~
皆さん、こんにちは。JCDAの佐々木です。
「少し立ち止まって、これまでのことや、これからのことを話してみませんか」
そんなふうに声をかけてもらえたら、話してみたい人が、私たちの身近にもいるかもしれません。
仕事のこと、暮らしのこと、自分が大切にしていること。日々の忙しさのなかでは、あらためて言葉にする機会の少ない思いがあります。
毎年11月を中心に開催される「キャリアマンス」は、「働くと生きるを考える」機会を社会に広げていく取り組みです。今年も10月から12月にかけて、さまざまな企画が展開されます。
【10/1から公開】 キャリアマンス2026ウェブサイト
【参考】 キャリアマンス2025ウェブサイト
この機会に、皆さんも、誰かが自分のキャリアについて考える小さな場を開いてみませんか。
CDA・キャリアコンサルタント養成講座で一緒に学んだ仲間に連絡して、「11月に何かやってみない?」と相談する。職場の同僚や地域の方に声をかけて、これまでの経験や、これから大切にしたいことを語り合う時間をつくる。数人で集まるところからでも、意味のある一歩になると思います。
私たちが学びの場で受け取ってきたものを、今度は、身近な誰かに手渡してみる。この秋が、そのきっかけになればうれしいです。
そのために、ぜひ活用していただきたいのが、人生すごろく「金の糸」です。
「金の糸」は、すごろくを楽しみながら自分の経験を語り、互いの話に耳を傾ける自己探索のツールです。何気なく話した出来事に、自分が大切にしてきたものが表れていたり、人に聴いてもらうことで、いつもとは違う自分の姿に気づいたり。過去の経験が、今の自分や、これからの生き方につながっていく入口になります。

10月1日から、「人生すごろく『金の糸』アワード2026」のエントリーが始まりました。
実施した取り組みを紹介する「活動部門」に加え、自分たちで実施できる普及のアイデアを応募する「企画部門」もあります。「こんな人たちに届けたい」「こんな場所でやってみたい」という思いを、具体的な企画にして応募する道も開かれています。応募締切は2027年1月4日です。
アワードという名前を聞くと、「応募するほど立派な活動ではないから」と、少し遠慮してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
でも、大切なのは、皆さんがどんな人を思い浮かべ、何を願って、その場をつくったのかです。やってみて気づいたことや、次はこうしてみたいと思ったことも、ほかの誰かにとって大切なヒントになるはずです。ぜひ皆さんの経験を共有してください。
この秋に「金の糸」の場を開き、その経験をアワードで分かち合う。そんな一歩を、仲間と一緒に考えていただけたらうれしいです。
「自分が開催するとなると、ちょっと勇気がいるなあ」
そう感じるのも、自然なことだと思います。参加する立場では楽しめても、声をかけ、場を用意する立場になると、気になることがいろいろ出てきますね。
そんなときこそ、JCDAというキャリアコミュニティを頼ってください。
身近な仲間はもちろん、地区会や啓発交流会などで新たに出会う方々にも、「こんなことをしてみたい」と話してみてください。「私もそう思っていた」「一緒ならできそう」という仲間が見つかるかもしれません。
また、「金の糸アンバサダー」として、すでに活動している方々とつながることもできます。実践してきた方のお話を聞いたり、気になることを相談したりするなかで、自分たちなりの始め方が見えてくるかもしれません。「金の糸コミュニティ」も、そんな出会いの入口として、ぜひのぞいてみてください。
さらに、JCDAの年次報告書2025やJCDAジャーナルにも、会員の皆さんとともにつくってきた活動が紹介されています。関心のある取り組みを探しながら、「自分なら、誰と、どんなことができるだろう」と読んでいただくのもよいと思います。
「金の糸」については、まず体験する機会、仲間と学び合う機会、導入や進行の方法を学ぶ研修もあります。ご自身の経験や目的に合わせて、必要な学びや相談相手を見つけていただければと思います。
私自身も、ひとりのCDAとして、新しい出会いや取り組みに挑戦しています。その一つが、本屋さんから人生すごろく「金の糸」を届ける試みです。
東京・神保町にある、直木賞作家の今村翔吾さんが運営するシェア型書店「ほんまる」。この夏、JCDAも書棚を開き、「金の糸」や関連書籍を置かせていただいています。本を探しに訪れた方が、思いがけず、自分の人生を振り返るきっかけと出会う。そんな接点をつくれたら、という思いからです。

先日は、その「ほんまる」の企画で、今村さんと対談し、人生すごろく「金の糸」をご一緒しました。物語を紡ぐ作家の方と、一人ひとりの人生の物語に耳を傾けるCDAが、「金の糸」を囲んで出会う。私にとっても、新しい挑戦になりました。
そして11月には、世界のキャリア支援の仲間と、「一緒だからこそできること」を考える場にも参加する予定です。
APCDA(アジア太平洋キャリア開発協会)が、Global Career Monthに合わせて企画する国際パネル。テーマは「Stronger Together!」。世界の主要なキャリア支援団体の代表が集まり、国や地域、団体の枠を越えて、キャリア支援の大切さを社会にどう届けていくかをオンラインで語り合います。
身近な書店での出会いも、世界の仲間との対話も、「自分の人生を考える機会を、もっと多くの人に届けたい」という思いでつながっています。
とはいえ、私も、初めてのことには緊張します。「うまく伝えられるだろうか」「自分に何ができるだろうか」と考えますし、一歩を踏み出すには勇気がいります。
それでも、やってみると、準備している間には思いもよらなかった言葉に出会ったり、新しいつながりが生まれたりします。相手を知ると同時に、自分のなかにも「こんなことを大切にしていたんだ」「次はこうしてみたい」という発見がある。そうした経験が、次の一歩につながっていくのだと思います。
皆さんにも、そんなふうに、ご自身の可能性が少し拓く経験をしていただけたらうれしいです。気になっていた人に声をかけることや、仲間と小さな場を開くことにも、新しい出会いや発見が待っていると思います。
そして、私自身の「これから」を考える時間として、JCDAのキャリアドックにも申し込みました。
誰かの話を聴く私たちにも、自分の話を聴いてもらう時間は必要ですね。これまで何をしてきたのか。今、何を感じているのか。これから、どうありたいのか。ライフラインチャートを通して、私もあらためて見つめてみたいと思っています。
もし今、「何をしたいのか、まだよく分からない」と感じていらっしゃるなら、ご自身の思いを誰かと一緒に見つめることも、一つの始め方です。そこで見えてきた思いが、「今度は、こんな人のために何かしてみたい」という願いにつながるかもしれません。
学びの場で、自分の話を丁寧に聴いてもらえたこと。仲間との対話を通して、自分の大切にしているものに気づけたこと。皆さんにも、心に残っている経験があるのではないでしょうか。
この秋は、その経験を、誰かに手渡す場を一緒につくってみませんか。
声をかけたい人を、一人思い浮かべる。
仲間に「こんなことをしてみたい」と話してみる。
そして、小さな企画にしてみる。
JCDAを、皆さんの「やってみたい」が仲間と出会い、少しずつ形になっていくコミュニティにしていきたいと思っています。
皆さんの一歩と、そこから生まれるお話を、楽しみにしています。
JCDA理事長 佐々木 好
「金の糸」アワード2026のご案内
応募期間:2026年10月1日(木)~2027年1月4日(月)
募集部門:活動部門・企画部門
5周年を記念する表彰式は、2027年3月28日(日)、関西外国語大学(大阪府枚方市)にて対面開催予定です。
初めての方には、無料のオンラインプレイベントもあります。一般の方も参加でき、「金の糸」の体験と、アンバサダーへの相談ができます。
- 10月17日(土)10:00~12:00〔申込締切:10月12日(月)〕
- 11月7日(土)10:00~12:00〔申込締切:11月1日(日)〕
※各回先着30名程度。定員に達し次第、締切となります。
▶ 応募要項・プレイベントのお申し込みはこちら

キャリアマンス2026
11月を中心に、働くこと・生きることを考えるさまざまな公開イベントが開催されます。
▶ キャリアマンス2026の情報はこちら
ご自身の「これから」を考える時間に――JCDAのキャリアドック
これまでの経験や今の思いを、CDA・キャリアカウンセラーとともに振り返り、これからの働き方・生き方を考えてみませんか。支援に携わる方ご自身にも、活用していただきたい機会です。JCDA会員に限らず、どなたでもご利用いただけます。
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