6月2日に開催される「スーパービジョン(SV)説明会」に向けて、事務局メンバーとスーパーバイザー4名による打ち合わせが行われました。説明会の申し込みはすでに180名を超え、関心の高さがうかがえます。
この説明会では、JCDAが提供するSVプログラムの紹介だけでなく、実際にSVを受けた方々の体験談や、スーパーバイザーによるパネルディスカッションなど、SVのリアルな魅力に触れていただける内容を予定しています。
「SVって、どんなことをするの?」「受けた人はどう感じたの?」
今回の参加者の事前アンケートでは、特に「SVの内容や意義について知りたい」という声が多く寄せられました。説明会では、こうしたニーズに応えるべく、経験者の声や動画を交えて、SVとはどんな場なのか、そして受けることでどのような変化があったのかをご紹介していきます。
打ち合わせでは、「SVを通して、自分のキャリアカウンセリングの特徴だけでなく、自分自身のものの見方まで深く振り返ることができた」という体験談も共有されました。また、「相談者の姿が、SVの中で初めて立ち上がってきた感覚があった」といった声もありました。これらの言葉からも、SVが単なるスキルの確認や振り返りではなく、自己理解と相談者理解の深まりを促す大切な時間であることが伝わってきます。
JCDAのSVが大切にしていること
SVは単なる“指導”ではありません。JCDAのSVでは、キャリアカウンセリングの文脈全体を大切にしながら、「どんな相談者だったか」から丁寧に紐解いていきます。これは、相談者の表面的な問題だけではなく、その背景や文脈ごとまるごと理解していく営みです。そして、それがスーパーバイジー(SVを受ける人)にとって自分の関わりをふり返る、重要な手がかりになっていきます。
打ち合わせの中では、「相談者に会っていないスーパーバイザーの方が、なぜここまで深くわかるのだろうと驚いた」という感想も紹介されました。それほどに、SVはキャリアカウンセリングの本質と深くつながる機会になっています。
安心してSVを受けていただくために
「逐語録の準備が大変そうで不安…」そんな方に向けて、今回は「逐語録づくり実践会」も企画しています。相談者役を探す手間なく、受講生同士でキャリアカウンセリングを行える環境を整えています。実際、「相手を探さなくてよかったのがとても助かった」との声も多く寄せられています。
最後に ― どんな方にもSVを
スーパービジョンは、キャリアカウンセラー・キャリアコンサルタントとして成長し続けるための、大切な“対話の場”です。経験年数や立場にかかわらず、誰にとっても新たな気づきや視点を得られる貴重な時間になるはずです。
6月2日の説明会が、SVの魅力をより多くの方に知っていただくきっかけとなるよう、準備を進めています。ぜひ、あなたもこの機会にスーパービジョンの扉を開いてみませんか?
次回のオンラインSVは8〜10月に実施予定で、本説明会が開催される6月2日から募集を開始いたします。
関連情報
▼キャリアカウンセラーとして次の一歩を踏み出すために
-スーパービジョン(SV)のご案内-
https://www.j-cda.jp/super-vision.php
<次回応募開始> 2025年6月2日(月)から
▼2025年度JCDA認定スーパーバイザー養成講座(第31回・第32回)のご案内
https://www.j-cda.jp/training-info/3940.php
<応募締切> 2025年5月26日(月)まで
▼指導者を目指すための研修
https://www.j-cda.jp/seminar_cat/leadership